バイアステープについて
バイアステープの性質、使用法、種類、用途などについて、ご説明いたします。
- (1)バイアステープについて
- (2)種類もいろいろ
- (3)用途もいろいろ
バイアステープについて
バイアステープの性質や使用法についてご案内します。
・バイアスは英語で「斜め」を意味します。布の織り目に対し、斜め45°に裁った布がバイアス布です。
・バイアス布を細くテープ状に切って、使いやすいように折ったり、芯をいれたりして加工したのがバイアステープです。衣服や小物などの裾上げやふちを縫いとるために用いられます。
・布目に沿って裁断した縦地や横地の布と違う点は、伸縮自在であること。カーブや凹凸に沿うので、なだらかなラインが出せます。
・衣服の裾上げ、ふちどり、見返しがわりなど、カーブした部分に使えば最大限に効果を発揮してくれます。
種類もいろいろ
バイアステープの種類について、次のようなものがあります。
・両折タイプ、ふちどりタイプ(二重折り)、レースタイプ、アイロン接着、パイピングタイプ(芯入り)で仮どめできるタイプなどがあります。上手に利用すればスピーディーで簡単な仕立てができます。
・幅も6mmから45mmまでありますから、利用のアイデアは限りなく出てきそうです。
・材質もコットン、麻(リネン)、メタリックから、フリース、スエードまでいろいろあり、さまざまなアレンジが楽しめます。
用途もいろいろ
カンタン洋裁の仕立てとして、次のようなものがあります。
バイアステープはスピードソーイングの大切な脇役なのです。
・襟ぐりや袖ぐりの見返しがわり(両折タイプ)
・縫いしろを包む(両折タイプ、ふちどりタイプ)
・裾上げや縁しまつ(両折タイプ、ふちどりタイプ)など。
カンタン洋裁での飾りとして、次のようなものがあります。
・縁どり(トリミング)(両折タイプ、ふちどりタイプ)
・縁や切替え部分の飾り(パイピング)
・リボンやベルトとして(両折タイプ、ふちどりタイプ)。